去年のエレクトーンの発表会で弾き語りした、自作曲「君がスキ」の動画をYou Tube にアップロードしました。
私はエレクトーンをやっていて、この楽器を弾き語りの伴奏に使ったらおもしろいのではないかと思いました。君がスキではエレクトーンの特徴を生かした伴奏にしています。
1.エレクトーンはリズムが使える
ギターやピアノを弾き語りで使う場合、リズムを手で刻む必要がありますが、エレクトーンの場合は楽器があらゆるリズムを鳴らしてくれるので圧倒的に自由度が高いです。君がスキでは前半は流れるようなピアノアルペジョ、後半はドラムパターンにしてみました。
2.エレクトーンは自動演奏が使える
私がエレクトーンを弾いているのを見るとわかると思いますが手や足があまり動いていないのに複雑なメロディが流れていますね。これは自動伴奏を使っているからです。エレクトーンは左足でベースを弾き、左手でコードを押さえると設定した自動演奏を楽器が演奏してくれます。自動演奏のパターンは4種類あり、それにさらに4種類のフィルイン(つなぎ)がありますから、これを組み合わせることによって曲にあった伴奏を演奏することができます。君が好きのように途中で違った自動演奏にすることもできますから複雑なパターンの演奏を作ることができます。
3、エレクトーンはあらゆる音色が使える
左足と左手でコードを弾いて、右手はどうするのかと言えば、これはオブリガートに使います。いわゆる合いの手とか複旋律とか言われるものですね。普通のエレクトーンの演奏では右手はメロディを担当するのですが、弾き語りの場合、メロディは声で歌ってしまうので必要ありません。そこで歌の合間にちょっとしたオブリガートを右手で入れてやるわけです。音色は世界の楽器の音色を自由に選んで組み合わせることができます。君がスキではオブリガートに犬の吠え声を使ってみました。
4、エレクトーンは演奏を録音できる
私の演奏では途中で私は立ち上がって歌っていますね。あそこからの演奏は前もって弾いた演奏をエレクトーンに覚えさせて演奏しているのです。全曲、録音して伴奏にすることもできますが、君がスキのように半分は自分で弾いて半分は楽器に演奏させることなんかも変化があっておもしろいと思います。
エレクトーンは独奏楽器としてもすぐれていますが、このように使えば弾き語りの伴奏にも威力を発揮することがおわかりいただけたかとおもいます。