詞先の曲づくりに私がこだわる理由

歌詞のついた曲を作る場合、方法としては2つあります。

1つはまずメロディを作ってから、それに歌詞をのせる場合、これを「曲先」といいます。

もう1つは歌詞を作ってからそれにメロディをつけるやり方で、これを「詞先」といいます。

今の音楽業界の楽曲はほぼ曲先で作られているそうですが私は詞先の歌づくりにこだわっています。

理由は2つ。

1. 詞が聞き取りやすい曲が書きたいから。

2. 詞がメロディを教えてくれるから。

私は日本語教育を勉強しましたがその時に日本語には高低のアクセントがあることを学びました。

橋は 低 高   箸は 高 低 のアクセントがあります。

文になってもこの高低アクセントは存在します

キミがだいスキ には 低高高高低低高のアクセントがあります

私たちは無意識でこのような高低アクセントを使い分けているのです。

外国人用の日本語辞書にはすべての見出し語にこの高低アクセントが書かれています。

メロディを先に書いて、それに詞をつけるとメロディの上下と日本語の高低アクセントが一致しなくなります。

最近の楽曲の詞が聞き取りにくいのはそのためです。

詞先の曲づくりの場合は日本語の高低アクセントに合わせてメロディを作ることができますから、聞いていて自然な日本語として成り立つメロディにすることができます。

結果として聴き取りやすい歌にすることができるわけです。

また詞さえ書いてしまえば高低アクセントにあわせてメロディを書いていけばいいので、メロディはある程度決まってしまうのです。詞がメロディを教えてくれるのというのはそういう意味です。

詞を先に書けば詞の意味にあわせて気持ちが落ち着いているときはメロディも変化を少なく、気持ちが高揚するときはメロディも跳躍するなどの変化をつけることもできます。

私が詞先にこだわるのは詞になっている日本語を大切にした曲作りをしたいからなのです。

詞先の歌づくりをしてみたいかたには次の本がおすすめです。

 

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